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おおいしだものがたり 第十四話 大石田町指定天然記念物 ギフチョウ及びヒメギフチョウの保護について

更新日:2016年3月25日

3.保護の会の活動の経過

 昭和63年4月の保護条例施行から、本格的な保護活動が開始しました。町では、保護監視活動の中心となる保護監視員3人を保護の会会員から委嘱し、違法採取者の監視と棲息地の環境維持活動にあたっていただきました。そして、毎年春のギフチョウ等の分布調査に協力するとともに、毎年春と秋の2回、棲息地域の下刈り作業を行いました。
 また、農薬散布がチョウの保護に大きな影響があることから、混棲地周辺の水田所有者が自発的に農薬の空中散布等を取りやめたり休耕田化するなど、ギフチョウ等保護に積極的に取り組みました。加えて、混棲地にスギの植林が行われていた場所の地権者は、スギ苗を引き抜き、ギフチョウ等が生息しやすいヒノキやクリなどを植林するなど、利益を放棄してまで保護に尽力しました。
 地域住民の保護意識を高めるために、例年春にチョウ観察会を開催するとともに、文化庁から文化財愛護活動推進方策研究委嘱をうけ、これまで以上のギフチョウ等保護活動を展開し、その中で愛護看板製作、ギフチョウ等講演会等を実施しました。それとともに、川前地区の若者たちが、ギフチョウ太鼓を創作し、ギフチョウ法被を製作するなど世代を越えた愛護の広がりができました。


川前地区 ギフチョウ・ヒメギフチョウ保護の会 下刈り作業(同会撮影)

4.実を結ぶ保護活動

 以上のような地道な保護活動が実を籍び、平成7年からは、ギフチョウ等の数が産卵数・飛翔目撃件数が毎年確実に多くなり、このような点が注目され、平成10年には文化財 愛護川崎浩良賞を受賞しました。一昨年春の調査の結果、ギフチョウ等は危機的状況を脱し、安定状態に入った、と調査員から報告があり、昨年の春は、過去最高のギフチョウ等の産卵数を確認するに至りました。
 そして、これまでの保護の会活動が高く評価され、昨年4月29日に環境庁から保護の会が「みどりの日」自然環境功労者環境庁長官表彰されました。
 以上、これまで大石田町のギフチョウ等保護概要と、保護の会活動を紹介しました。町では、これからもギフチョウとヒメギフチョウの保護活動を推進し、名実ともにこの町がギフチョウ等の舞う楽園になっていければと念願しているところです。

お問い合わせ

総務課 総務グループ
〒999-4112 山形県北村山郡大石田町緑町1番地
電話:0237-35-2111 ファックス:0237-35-2118

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